自衛隊の話

【自衛官になりたい人におすすめ】自衛隊に入隊するにはどうすればいいの?

はじめまして!、元航空自衛官の空自ニキです。

いつの時代でも、就活で公務員は人気ですよね。そんな公務員のひとつに自衛官という職が存在します。

自衛官という職に、憧れて希望する人や、安定を求めて候補の一つにする人もいるでしょう。

この記事ではそんな人達にむけて、自衛隊に入隊するにはどうすればいいのか紹介したいと思います。

地方協力本部(地本)に行きましょう

「自衛隊に入隊したい!」という人はまず、地元の地方協力本部(地本)に行くことがおすすめです。

地本って何?どこにあるの?

地方協力本部とは、簡単に言うと自衛隊の採用担当の部署で、「広報官」という広報担当の現役自衛官が勤務しています。

そこでは、自衛官の募集や入隊希望者への説明など行っています。他にもイベントの企画や開催も行っていたりするので、お試しで行くのもアリだと思いますよ!

ちなみに地本は全ての都道府県にあって、さらに市やエリアに分かれて支部があります。自分の住所で担当の地本が決まっているのでホームページで調べて見てください。リンクを貼っておきます。

防衛省・自衛隊:自衛隊地方協力本部の御案内 (mod.go.jp)

もし、忙しくて行けない場合でも大丈夫です。電話して資料が欲しいと言えば、その2、3日後には必ず送ってもらえます。手続きを全てリモートですることは難しいですが、願書の受付や受験票の受け取りまでは可能なところが多いです。

地本で確認したいこと

地本に行くと、あなた担当の広報官から説明を受けることになります。

ここでは地本で確認したいこと、注意するべきことを紹介します。

その1「受験する入隊区分の把握」

自衛官になるためのルートは主に3つです。

①自衛官候補生で入隊する(18歳以上33歳未満)

②一般曹候補生で入隊する(18歳以上33歳未満)

③幹部候補生で入隊する 

おおまかな説明ですが、一般的な自衛官は、自衛官候補生もしくは一般曹候補生で入隊します。違いは任期があるかないかです。

また、将来の幹部として採用する幹部候補生も少ないですが存在します。

イメージとしては専門職の契約社員と正社員候補、総合職の正社員という感じでしょうか。

当然、それぞれ入隊後の自衛官人生は異なります。広報官はとりあえず、受験可能な区分すべて受験するよう勧めてきますが、個人的には自分の希望にあった区分だけ受験するのをおすすめします。(自衛隊に何でもいいから入りたいなら別ですが。)

自分が受験したい区分の情報は、ぜひ押さえときましょう!

その2「試験のサポート」

広報官は入隊者=合格者を増やすことが仕事。よって、各地本や支部ごとに試験対策のためのサポートをしてくれます。

どの入隊区分でも面接があるので、特に面接対策は力を入れているところが多いです。希望すれば、過去に聞かれた質問をもとに模擬面接を行ってくれることでしょう。

ちなみに、私の同期には「予想される質問とその解答例の冊子を貰い、全部暗記して乗り切った」という隊員もいました。

入隊の意志が固いことを伝えれば、広報官もそれに応えてくれるはずです。

その3「広報官との相性」

広報官にも当たり外れがあります!

広報官にはいろいろタイプがいます。そして、当たり前のことですが仕事として入隊希望者を担当しています。

基本的に、(希少な自衛隊に興味をもってくれる若者を逃がさないために)優しく誠実な対応をしていただける方が多いと思いますが、、、

当たりの人(例:なんでも隠さず質問に答えてくれる人、サポートが手厚い人)に担当してもらえれば合格のハードルも下がると思います。

逆に外れの人(例:いいことしか教えてくれない人、明らかに相性がよくない人)が担当になれば、受かる試験も受からなくなることもあるでしょう。モチベに直結するよね。

何も言わなければ、担当の広報官とは入隊するその日までマンツーマンになります。(まれに異動の関係で担当が変わることも)合わないなと感じたら、気を遣わずに替えてもらいましょう。

また、女性の場合は、地本に必ず一人は同じ女性の広報官がいるはずです。なので、希望を伝えればすぐに対応してもらえますよ!

まとめ

身のまわりに自衛官の知り合いがいるなら気軽に生の声を聞けると思いますが、大抵の場合、いないでしょう。

そんな時は、地方協力本部の人に聞いた方が早いです。

彼らも仕事として、熱心に説明してくれますし、あなたが入隊できるようサポートしてくれると思います。(行き過ぎることも多々あるので注意が必要ですが

もし入隊を希望するならば、ぜひ地本に行ってみて下さい。