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貯金するなら自衛隊がおすすめ!自衛官になったらこのくらいは貯金できます。

自衛官は貯金がしやすいって言われてますよね。事実です(笑)。しかも、場合によっては数年でかなりの額がたまります。

では実際どのくらい貯金可能なのか、知りたいと思いませんか?

特に、数年以内にまとまったお金が必要な人であれば、貯金額がどのくらいか気になる人もいるでしょう。

また、できるだけ短い期間で目標額に到達できるかどうか重要ですよね。

この記事では、実際に私が入隊して貯金したり、周りの人から聞いたお話をします。ぜひ参考にしてください。

自衛官になったら貯金はどれくらいできる?平均額は?

結論、自衛隊に入隊すると1年で100万円以上は貯金が可能です。

もちろん人によって額は上下しますが、すこしでも貯金を意識している人でしたらそのくらいの額は貯めていました。

(逆に、そもそも貯金しようと思っていない人も存在します。彼らに影響を受けないようにしましょう。まじで。)

私の場合、入隊3年間で約550万貯められた

一般に自衛隊に入隊する場合、任期のある自衛官候補生と、任期のない一般曹候補生のどちらかの区分で入隊することになります。

私の場合、自衛官候補生として1任期(航空および海上自衛隊は3年)勤務しました。

だいたいの貯金ペースはこんな感じ。

・毎月、手取り約15万円の中から10万円

・ボーナス60万円(夏と冬合わせて)の半分の30万円

・任期満了金の約100万円

基地の中で生活していたので、衣食住はタダ。光熱費や水道代もほぼないに等しいので、これだけの貯金が可能でした。

また、貯金に対するストレスもあまりかからなかったです。社会人が毎月5万円もおこずかいとして使えるのは「でかい」ですよね。

このように、あまりストレスなく貯金していったのですが3年間の任期が終える頃には約550万円の貯金が貯まってました。(ちなみに、同じくらい貯金している同期も数人いたので、私が特別多かったわけでもないようでした。)

特別勤務や手当などで基本給にプラスされている人なら3年間で600万円以上、貯金することも可能です!

自衛官が貯金できる理由

なぜここまで貯金できるのか。

それには大きく2つの理由があります。

その1営内生活すれば衣食住が無料!

基本、入隊すると営内(基地や駐屯地の中)で暮らします。営内者(営内で生活している人)は衣食住が保証されているため、家賃や食費など生活にかかるお金がかかりません。

よって、給料を使わないで、そのまま貯金にまわすことも可能な環境にいるわけです。

入隊1年目の自衛官の場合、月給が約18万円。そこから税金や保険を引いて、手取りは約15万円ほどになります。

仮に、手取り15万円の半分を貯金したとしても、7万円くらいは自由につかえるおこずかいです。

地方によっては平均を超えるところもある給料額なのに、貯金して趣味にもかなりの額を使う生活ができます。

しかも、自衛官は公務員なので毎年基本給が約1万円上がりますから、貯金0でも2年たたないうちに車など大きな買い物もできるようになります。(ローンもかなりの額をくめるようになるので、20代前半で家を買っちゃう人もいました。)

その2定期積立で確実な貯金が可能

入隊して部隊に配置された後、厚生の一つとして定期積立が利用可能になります。

この定期積立は防衛省の共済組合が行っている金融事業で、毎月給料の一部を天引きして貯金することができます。

最初から使うお金と、貯金するお金を分けておけるので、ついつい使いすぎることが少なくなるでしょう。

さらに、金利が高いこともポイントです。防衛省共済組合の利率は0.94%で民間の最高利率であるあおぞら銀行の0.2%の約4.5倍になります。

最大300万円を貯金可能なので、もし3年間300万円預けていたら8万4千6百円増えているはずです。8万はでかいですよね。

なかなか貯金できない人もいる

貯金できる環境が整っているにもかかわらず、なかなか出来ない自衛官も存在します。

なぜ貯金できないのか。それは自由にできる額が大きい分、誘惑にかられてしまいやすいというとでもあります。

ここでは、よくあった自衛官の浪費を紹介します。

ギャンブルに使ってしまう

基地内に職場と生活場所があるため、そのストレス解消に休日は外でハメを外す自衛官が多いです。

その中でも、外出する度にパチンコや競馬等をしているギャンブラーが少なくない割合で存在していました。

彼らは毎週のようにパチンコ店に行き、お金が尽きれば営内でこもる生活を繰り返しています。(昔はギャンブルのせいで金銭のトラブルが多かったそう)

一緒に外出していると必ず影響を受けるので、はなれることが吉ですよ。

飲み代に消えてしまう

自衛隊は宴会や飲み会が、一般的な会社にくらべると回数が多いです。(最近はコロナの影響もあり、減ったそうですが)

年4回ある転勤時期は歓送迎会、年末年始は忘年会・新年会などは当たり前。訓練が終わった後にも打ち上げという名の飲み会があります。

人付き合いというのはわかりますが、なかには毎週末3次会や4次会に参加するような猛者もいました。

当然そんな飲み方をしていたら飲み代も馬鹿になりません。1回で2万円は確実に飛んでいきます。よく財布と肝臓がもつよね。

自衛隊で1000万円貯金する最短の方法

1000万円という数字は、貯金の目標として一つのゴールではないでしょうか。

自衛隊で最短で1000万円をためる方法がこちらです。

自衛官候補生として航空(海上)自衛隊に2任期、勤務する

自衛官候補生として任期を満了すると、任期満了金がもらえます。

航空自衛隊(もしくは海上自衛隊)での2任期は5年になります。この2任期分の満了金のおかげで最短5年で貯金できる計算になります。

貯金額の計算はこんな感じ。

・1か月10万円×60か月(5年分)=600万円

・ボーナス1年30万円×5年=150万円

・任期満了金(1任期目)+任期満了金(2任期目)=250万円

合計1000万円

もちろん「5年間大きな買い物をしない」という条件付きですが、これなら現実的に貯金できそうですね!

まとめ

「自衛隊に入隊したらどれくらい貯金ができるか」についてまとめてみました。

1年で100万円以上、場合によっては5年で1000万円貯められるのは、自衛隊の環境だからこそですね。

とはいえ、人にとって目標額やペースは様々だと思います。この記事を参考にしつつ、自分の計画を立てていただければ幸いです。

短期で貯めたい、大きな買い物がしたいという目的で入隊することもアリではないでしょうか?